1960〜70年代はイージー・リスニング(ムード音楽)の黄金時代。その頃の学生時代にカセットテープでよく聴いた「ラブ・サウンドのキング」のポール・モーリア、そして「ラブ・サウンドのシャルマン」のレイモン・ルフェーブル。 個性派軍団のフランス勢の中で、レイモン・ルフェ−ブル音楽の特長は、大編成のオーケストラを、特に弦の持つやわらかで暖かい音を中心にしてあやつるルフェーブルの指揮、そしてその演奏の魅力をフルに発揮するようによく考えられた編曲の巧みさですね。 本アルバム(2005年)での特に好きな曲は、 「La Maison Est En Ruine(哀しみの終わりに(去りゆく夏))」1974年 ‥‥ 哀愁のあるメロディーラインは最高 「Allegro De La 40eme Symphonie(愛よ永遠に)」 ‥‥ モーツァルトの交響曲第40番の編曲が巧み 「La Reine De Saba(シバの女王)」1969年 ‥‥ 言わずもがな、日本での代表曲 今聴いても輝く音色です。